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こころの病気は難しい

前置きとして。私は2015年の9月にうつ病を発症し、通院・療養を始めて丸2年経っています。

 

当時は一人暮らしの大学生だったので休学を使い下宿先を引き払って、実家で現在進行系で療養をしています。ですが好転の兆しもないまま休学の期限も迫り、止むを得ず退学しました。

実家での生活は通院以外ほぼ外には出ず、寝たきりの引きこもりに近いような状態が現在でも続いています。信じられないかもしれませんが、これでも症状は軽くなっている方なのです。

先月大学を辞めて社会人(無職)となった私ですが、ここ1ヶ月ほど両親がしきりに「そろそろ職を持て」と催促してくるようになりました。成績不良やなんとなくの理由で大学を辞めたのならまだわかりますが、うつ病が完治(寛解)してないのが自明なのにそれを求めてくるのは正直理解しかねます。

うつ病とは文字通りガラスのハート状態で、少しの負荷で症状が悪化する可能性もある非常にナイーブな病気なのです。加えて生きるモチベーションが皆無に近く、発症前に持っていた趣味にすら興味が無くなっているような状態で圧をかけられて「働く」という選択肢が生まれることはほぼあり得ないと言っても過言でないと感じます。

外傷などと違い、活動可能な目安が分かり辛い点と「静養していれば必ず完治する」と言うものではないという点がこころの病気の難しいところです。「無職の倅が居る」というのは世間体でも金銭面でも心苦しいことであることは私も理解しています。だからといって、病人の経過を見ずにメンツのみで鞭を打つようなことをしても良いのかという憤りに近い感情が湧いてきます。

 

とまぁグチグチ書いていると余計気が落ち込むのでこれぐらいにしておきます。